HOSE PROJECT 2001 in 中津江村

第2回となる今回のホースプロジェクトは、2001年8月5日から11日までの一週間、大分県日田郡中津江村市ノ瀬地区を中心として行なわれました。

『中津江村は、明治22年(1889)町村制施行に伴い、合瀬村と板野村が統合されて誕生した。明治27年(1894)の鯛生金山発見により、東洋最大の金鉱都市として栄え、ピーク時の就労者は3,000人、坑道で働く人々の宿舎で自然の山も見えないほどの賑わいであったという。 閉山までのおよそ80年間で、金40t、銀160tを産出し、掘り進んだ坑道は110km、タテ坑は590mで、実に海抜0mにまで達した。
昭和47年(1972)の金鉱山の閉山、下筌ダムの建設とともに人口も徐々に減り、現在では470世帯程の村民が林業を中心とした産業を営んでいる。
平成17年(2005)、前津江村、上津江村、大山町、天瀬町とともに日田市へ編入合併し、行政地域としては消滅した。「中津江村」という名前は現在でも使用されている。』

今回のホースプロジェクトでは2つの会場を設け、旧鯛生小学校校内にエキシビジョンサイト、市ノ瀬地区の杉林にプロジェクトサイトをそれぞれ設置しました。

エキシビジョンサイトでは廃小学校にて、使用されなくなったテーブルを利用し会場内にインスタレーション作品を組み上げました。更に組み上げたイスとテーブルのインスタレーションに、175mのホースを絡め、内部に水を循環させ、オレンジ色のエアーガン用の弾(BB弾)を流しました。 水の中に循環するにオレンジ色の粒子は生命のイメージです。速く流れる粒、よどみ沈む粒、およそ3,000の粒子が、ポンプを経由し、長い循環を終えまた貯水層へと帰る、という機関をイメージ、制作しました。

一方の杉林、プロジェクトサイトでは250mのホースの内部で、透明な水が赤い液体へ変化してゆく過程を、パフォーマンスとして見せることにしました。
期間中8月5日を説明会、6日から9日に準備10日・11日は午前・午後の2回のスケジュールでライブを行ないました。 植林杉の垂直な風景に対して、たるみ、奥行き、ねじれや歪みを取り入れ、杉林全体にインスタレーションとして寄生しました。 前回のドームとは違って、閉鎖された空間ではなく、風景の中にしっかりとした額縁が必要となったため、曲線を基調とした小道を林の中に作りました。杉のオガクズを利用し雑草部分とのコントラストを強調し、更にホースのイメージとの相互効果を狙いました。


>>Video Documentary

Nakatsue Art week 2001 "Onlyone and Friendship"

Performance:
2001.08.10 - 08.11 中津江村市ノ瀬地区

Exhibition:
2001.08.05 - 08.11 中津江村鯛生小学校跡地

Assist: Makiko MOTOYAMA
Photo: Takefumi FUJIWARA
Movie:
―INDYS CAM― Tsuka
Sound: ―Cream of the Stone― MACHA, TAKAYAMA
Design:
Yuji KITAGAWA
Special Thanks:
Nemu SAITOH, Maki TAKAHARA,
Noriyo UEHARA, Kohei UESAKA, Kazuhide ISHII

Supported by: Shinichi TAKANO, Tyller RUSSELL (CA)
and 中津江村役場

Video Work Screened Summary:
2002. 福岡市立美術館, 福岡
2002. 中津江村コミュニケーションセンター, 大分